設定不備による情報の閲覧可能状態とは

クラウドのファイル共有や Web サイト・業務システムの公開範囲の設定を誤り、本来は関係者しか見られない情報が、外部から閲覧できる状態になっていた事故です。攻撃を受けていなくても、個人情報が「閲覧可能な状態にあった」として公表されます。

どのように起きるか

  • クラウドストレージやファイル共有の設定を「リンクを知っている全員」や「公開」にしたままにしていた。
  • Web サイトの改修で、ログインしなくても見られるページや検索結果に、個人情報が出ていた。
  • システムの移行や委託先の作業で、アクセス制限の設定が外れていた。

公表事例に多い影響

閲覧できた期間と、実際に外部から閲覧された記録があるかどうかが、公表資料の主な記載になります。記録が残っておらず閲覧の有無を確かめられない場合は、閲覧された可能性として扱われます。

事業者が平時に備えること

  • クラウドの共有設定・公開範囲を定期的に棚卸しする。
  • 設定の変更は二人以上で確かめ、変更の記録を残す。
  • 公開前に、ログインしていない状態で個人情報が見えないかを確かめる手順を入れる。
  • アクセスの記録(ログ)を残し、閲覧の有無を後から調べられるようにする。

自社で確かめること

  • クラウドの共有リンクで「公開」になっているものがないか棚卸しする
  • ログインしていない状態で個人情報が見えないかを、公開前に確かめる手順があるか確かめる
  • Web サイトのセキュリティヘッダが設定されているか確かめる(無料診断)

Web サイトとメールの設定は、無料診断で確かめられます(CMS・メール認証・セキュリティヘッダ・SSL/TLS の4種類をまとめて)。

関連する用語

クラウドの共有設定
クラウドに置いたファイルを、誰が見られるかの設定。「リンクを知っている全員」にしたまま個人情報を置くと、外部から見られるおそれがあります。
アクセス制御
誰がどの情報を見たり変えたりできるかを決め、それ以外を止めること。
ログ(アクセス記録)
誰が・いつ・何をしたかの記録。保存していないと、侵入や閲覧の有無を後から確かめられません。

設定不備の公表事例(9件)

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