誤送信・誤送付とは

メールの宛先の選び間違い、一斉送信での BCC の入れ忘れ、郵便や FAX の送り先の誤りなどで、個人情報が本来の相手以外に届いてしまう事故です。自治体・学校・医療機関を含め、公表件数の多い事故の一つです。

どのように起きるか

  • 複数の宛先に送るときに、BCC ではなく TO や CC に入れてしまい、受け取った人どうしでメールアドレスが見える。
  • メールソフトの宛先の自動補完で、似た名前の別の人を選んでしまう。
  • 封入の作業で、別の人あての書類を同じ封筒に入れてしまう。
  • 添付するファイルを取り違える。

公表事例に多い影響

漏えいした情報はメールアドレスだけの場合も、氏名・住所・成績・病歴などを含む書類の場合もあります。多くの公表資料は、誤って届いた相手に削除や返送をお願いしたこと、再発防止策(送信前の確認の仕組みなど)を記しています。

事業者が平時に備えること

  • 一斉送信は BCC ではなく、配信用の仕組みを使う。
  • 送信の保留(数分間の取り消し猶予)や、社外あての送信前の確認画面を入れる。
  • 個人情報を含むファイルは、宛先ごとに分けて送る運用にする。
  • 封入・発送は二人で確かめるか、機械での照合を入れる。

自社で確かめること

  • 一斉送信を BCC で行っていないか確かめる
  • 送信前の確認・送信保留の仕組みがあるか確かめる
  • 自社ドメインのメール認証(SPF・DKIM・DMARC)を確かめる(無料診断)

Web サイトとメールの設定は、無料診断で確かめられます(CMS・メール認証・セキュリティヘッダ・SSL/TLS の4種類をまとめて)。

関連する用語

BCC
メールの宛先の種類の一つ。BCC に入れた宛先は、他の受信者に表示されません。一斉送信で TO や CC に入れると、受信者どうしでアドレスが見えてしまいます。
SPF
そのドメインのメールを送ってよいサーバーを DNS で宣言する仕組み。受信側がなりすましメールを見分ける手がかりになります。
DMARC
SPF・DKIM の結果をもとに、なりすましと判定されたメールを受信側がどう扱うか(隔離・拒否など)を、ドメインの持ち主が宣言する仕組み。

誤送信・誤送付の公表事例(15件)

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